2007年07月31日

【DOI2007】思ったこと徒然。

先日のDOIのテレビ放映後半1時間を見返してました。


ランビのロミジュリはすごいね…すごいよ…あの甘やかさはすごい。
でもロミジュリは武史の最後のSPを思い出すから泣けてくるんです。
だめだーあんなに「引退」がずっしりきた選手は武史だけです。
別にファンじゃなかったけど、孤独なエースだったってことは知ってた。
素晴らしい選手で、深い深い胸を締め付けられるようなイーグルを滑る人。
そんな人がケガであんなボロボロになって、引退したというのが、どうしても辛い。
そのとき、煌きはちらちら見えていたけどあくまで「ガラスのエース」だった
大輔が今やあんな「バチェラレット」を滑っているなんてね。
あのプログラムを見て、歓声や拍手が湧くのが私には信じられない。

絶対にあんなもの、生で見たら怖い。怖いに決まっている。
動けない。目が離せない。魅力的、なんてきらめきのある言葉じゃない。
生命の底を流れる、赤い昏い河、を肉や精神を裂いて見せられているような。
「ノクターン」の優しい残酷さ(残酷な優しさ?)をもっともっと
鋭く描いたらこういうものに行き着くのかもしれない。
(「ノクターン」を私は未だに愛してる。多分ずっとそうだと思う)
女性のほうがきっと近い、生命そのもののグロテスクさ、おぞましさ。
そういうものを、男性である彼は一体身の内のどこから掬い上げてきたんだろう。

そして彼が素晴らしい表現者であると私が思い知らされたのは
底へ底へと沈んでいく、己の核以外見えていないように隔絶されていた
あの瞳が、演技後の暗転の後には当たり前の青年の瞳に戻っていたことだ。
意識的に、あんな瞳が出来る状態に落ち、そして戻れるなんて。

冬が来るのが、怖いくらいだ。



※「バチェラレット」中に歓声や拍手をする方々を非難しているわけではないです。
 ただ私は、何度見ても身動きも出来ずに目を奪われてしまうから
 どうして動けるんだろうって不思議に思うだけなんです。
posted by ミヅカ at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | アイスショー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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